現代医学(西洋医学)と漢方医学、それぞれに得手不得手があるが、最近ではお互いを補うような併用が最ものぞましいのではないかと考えられています。
「気」「血」「水」の概念
漢方医学では、人の体は「気」「血」「水」のバランスをとれているのが健康体と考えます。
「気」とは、元気の気、気力の気、気合の気、生体の精神活動、機能活動などと考えます。「血」「水」とは体を潤し、栄養を与えて身体を支える体液、気の働きを補い、身体内を循環するものと考えます。
身体がだるい、気力がない、疲れやすい、日中眠い、食欲がない、風邪をひきやすい、眼光・音声に力がない、脈が弱い、下痢傾向
冷えのぼせ、動悸、発作性の頭痛、物事に驚きやすい、焦燥感に襲われる、顔面紅潮、下肢・四肢の冷え、手掌・足の発汗
抑うつ傾向、頭重感、咽のつかえ感、胸のつかえ感、腹部膨張感、朝起きにくく調子が出ない、排ガスが多い、げっぷ、残尿感
月経障害、便秘、頭痛、手足の冷え・ほてり、眼輪部・顔面の色素沈着、肌荒れ、口唇の暗赤化、痔疾
皮膚の乾燥と荒れ、あかぎれ、眼性疲労、こむらがえり、めまい、顔色不良、抜け毛、爪の異常、不眠・睡眠障害、月経不順、集中力の低下
身体の重い感じ、拍動性の頭痛、頭重感、車酔い、めまい、立ちくらみ、水様の鼻汁、朝の手指のこだわり、浮腫傾向、胃部振水音、尿量減少
「水」の代謝異常、舌・気道・皮膚の乾燥、脱水微候